カーペットを使うと健康被害が起こるって本当?
カーペットを使うと様々な健康被害が起こるとして使用をためらう人が多いですが、これは本当なのでしょうか。絨毯を使用することで健康トラブルが起きると言うことは、実は大きな誤解なのです。
カーペット絨毯にはダニがいっぱいいる?
もともと最初に設置した段階で絨毯にはカビはいません。しかし保温性に優れて湿気を吸収しやすいタイプの絨毯であればカビが生息しやすいと言うことは事実です。しかしこのカビが各種のアレルギー症状の原因なのでしょうか。
最初は「川崎病」という全身の血管が炎症を起こし、発熱や手足の腫れなどからだのいたるところで様々な症状が出る病気の原因は絨毯であるといわれていました。カーペットに生息しているダニによって、乳幼児が川崎病に感染したと考えられていたのです。しかし研究の結果、川崎病の原因ではないことが分かり、絨毯との因果関係はないと判明しました。
本当に喘息の原因はカーペット絨毯なのか?
しかし次は「小児ぜんそく」と絨毯との関係が頻繁に指摘されるようになりました。小児ぜんそくのアレルギー原因は絨毯に潜むダニであり、絨毯の撤去をしましょうと言う報道が繰り返しされたのです。しかしこれらの報道は誤報でした。
ダニをアレルゲンつまりアレルギー反応の原因物質とする患者は、患者が使用している寝具からダニを吸引する事で喘息発作を起こしていたのです。ですからカーペットを床材に替えてもアレルギー対策が完璧ではなく症状が改善しなかったのです。ですからまず一番大事なことは、家全体の掃除をこまめにきちんと行うことなのです。実は研究結果によると絨毯、たたみや床材と天井に生息するダニの数は大差がないと判明しています。
アトピー皮膚炎とカーペットの関係について
アトピーと絨毯の関係を指摘する人がいますがこれも間違いです。なぜならアトピー性皮膚炎の原因は食品添加物、金属物質、衣料、合成洗剤、空気汚染、二項、花粉、汗、ストレス、遺伝など本当に多岐に渡り、これと特定することは不可能だからです。実際に居間世界中の研究者がアトピーの原因を研究していますが、それでもまだ原因は特定されていません。
定期的なカーペット掃除が何よりも大事
絨毯はきちんと掃除をすれば健康問題を引き起こすことはありません。少なくとも3日に1回は掃除機を丁寧に書ければOKです。また部屋全体の掃除や喚起もダニ予防には非常に効果的です。